神戸で金買取:種類別の保存方法について

インゴット
 昨今、コロナ禍で世界経済が乱高下する中、金買取の相場は安定して上昇しており、資産としての金が注目されており、資産・投資対象として金を導入する方が増えてきています。
 神戸は人口も多く、アクセサリーとしての金の需要も多くあり、取り扱い業者も神戸市内に複数あるため、購入も売却も容易でしょう。
 金を保有する場合、防犯の観点から普段からきちんとした保管が大切です。
 また、特にアクセサリーなどは金買取の際に価値を落とさないために日頃のお手入れが重要になります。
 ここでは、金買取を神戸で行う場合に備え、金製品のお手入れ方法や保管する際の方法について説明します。

アクセサリーとしての金

 金製品として身近なのがアクセサリーとしての金です。
 常に身につけておけることから保有することへの安心感もありますし、インゴットと比べると安価に購入する事ができる場合もあり、手を出しやすい商品と言えます。
 また、金買取を依頼する際に店舗に持ち込みやすいという利点もあります。
 神戸には金を扱っている業者も多くあり、購入も売却も手軽にできます。
 しかし、金は腐食に強いという特性がある一方で、アクセサリーの金製品には混ぜものが入っているため、純金のインゴットに比べると腐食して品質が低下するおそれがあります。
 また、金は柔らかく傷も付きやすいので、普段身につけることで傷がついてしまうおそれもあります。
 そういった場合、金買取を利用する際に大きく価格が落ちてしまうおそれがあります。
 それらを防ぐために、普段の保管方法やお手入れの方法に注意しましょう。

普段の保管方法

 アクセサリーに利用される金には、含有される金の割合で「K24」、「K18」、「K10」などに分けられています。
 それぞれお手入れ方法の注意点が異なりますので、個別に説明していきます。

K24製品のお手入れ

 K24は、その製品に含まれる金の割合が99.99%以上の金属のことを指し、「純金」という表現も使用されます。
 金そのものをアクセサリーに加工しているため、扱いには金同様の注意が必要です。
 金は、汗や皮脂の汚れに強く変色などしにくいという性質がありますので、普段のお手入れとしては柔らかい布やセーム革などで優しく汚れを拭き取るだけで十分です。
 一方、金は衝撃に非常に弱いという性質もあるため、硬いものにぶつけてしまったり、床に落ちしてしまったりしただけでも容易に傷がついてしまいます。
 お手入れの際も、強く擦ってしまったり、ブラシなどを不用意にかけると表面が傷がついてしまったりする可能性があります。
 また、保管の際にも、他のアクセサリーとぶつかったりして傷が付いてしまう可能性がありますから、個別に仕切りの付いたケースに保存するようにしましょう。
 表面に傷が付いてしまったアクセサリーは、金買取を利用する際に査定が大きく下がってしまう可能性があります。
 K24製品のお手入れや保管には、外部からの衝撃を避けるよう慎重に行いましょう。

K18製品のお手入れ

 K18は、金が75%とその他の金属が25%含まれている合金のことで、K24に比べると金の含有量は減るものの、アクセサリーとしての使い勝手が向上しています。
 K18も皮脂や汗の汚れに強いとされていますが、K24と比べると徐々に汚れがついてきてしまいますので、日常的にお手入れをすることが大切です。
 K18製品のお手入れも、基本的にはK24製品と同様ですが、K24よりも硬度が高いことから歯ブラシを使って汚れを落とすこともできます。
 毛腰の柔らかいものを用意して、優しくブラッシングをかけましょう。
 とはいえ、K18も金の含有量が多いので、強くブラッシングすると傷をつける可能性がありますので、あくまで優しく汚れを落とすよう気をつけましょう。

K10製品のお手入れ

 K10は、金の含有量がさらに低くなり、約42%の金が含まれる合金のことを指します。
 K24やK18と比べて、硬度は高いため傷がつきにくく、普段から身につけるアクセサリーには扱いやすい製品であると言えます。
 しかし、K24やK18よりも、皮脂や汗による黒ずみ・変色は生じやすくなってしまうため、これまでの2つ以上に普段のお手入れが重要になります。
 お手入れの方法としては、K18と基本的に同じで、柔らかい布や歯ブラシで優しく汚れを落としましょう。
 硬度が高めだからといっても、金が含まれていることに変わりはありませんので、強く擦ったりすると傷がつきやすいのは同じです。
 また、歯磨き粉や研磨剤の使用も傷の元になってしまうので、避けたほうが良いでしょう。

インゴットとしての金

 インゴットはいわゆる延べ棒のような、純粋な金の塊です。
 資産や投資の対象としての金を保有する場合はこのインゴットの取引を指すことが一般的です。
 インゴットはアクセサリーと違ってブランドやデザインなどは金買取の価格に影響がなく、お手入れもほぼ必要がありません。
 しかし、純金であり価値がかなり高いものですので、防犯の備えが非常に重要になります。
 ここでは、神戸におけるインゴットの保管方法について説明します。

保管方法

 インゴットの保管方法としては、大きく分けて「自宅での保管」、「貸金庫での保管」、「金取引業者で保管を委託」の3通りがあります。

自宅で保管

 インゴットを購入後、自宅で保存するのは身近に金を置いておけるので、保有している実感もわきますし、目の前に現物があるので安心感を得ることができるでしょう。
 しかし、自宅での保管には盗難のリスクが必ずつきまといます。
 そのため、自宅でインゴットを保有するのならば金庫を購入し、そこに入れての保存が必須となるでしょう。
 その金庫も、小さいものであれば金庫ごと持ち出されてしまう可能性があるため、できるだけ大きく重厚なものである必要があります。
 また、神戸は過去に大きな地震など災害にあってきた土地でもあるので、耐火能の高いものを用意すると安心でしょう。
 自宅でインゴットを保有するには、手数料などがかからないこともメリットの一つと言えますが、保管するための設備を整えるのに初期投資はある程度必要と思ったほうが良いでしょう。

貸金庫で保管

 購入したインゴットを保管する場所として、防犯の観点・災害の観点からも最も安心と言えるのが貸金庫での保管です。
 貸金庫は銀行など金融機関の設備の一部ですので、防犯設備は完備されており、盗難のリスクは非常に低いと言えるでしょう。
 また、金庫の防火性能も高いことから、万が一大きな災害が起きたとしても、自身の資産を守ることができるでしょう。
 神戸でも、複数の銀行・信用金庫などが貸金庫サービスを提供しています。
 その一方で、貸金庫を利用するには金融機関に対して利用料を支払う必要があります。
 預ける銀行や、貸金庫のサイズにもよりますが、月々数千円程度の利用料がかかります。
 また、利用には審査が必要な場合もあり、審査に受からないと金庫を利用できなかったり、利用開始まで時間がかかる場合もあります。
 金を保有する上で、安全・安心を担保できるのが最大のメリットであるのに対して、ランニングコストはそれなりに掛かってしまうのがデメリットと言えます。

購入業者で保管

 次に、購入業者での保管です。
 業者にもよるのですが、インゴットを購入後そのまま保管してくれるサービスを提供している業者もあります。
 銀行の貸金庫ほどではないにしろ、防犯面でも、防災面でも自宅で保管するよりは安心ですし、なによりインゴットを銀行や自宅へ持ち出すことがないため、移動中に襲われてるリスクをなくすことができます。
 また、金買取を利用する際にも、そのまま業者に売却することもできます。
 保管料についても、利用する業者やインゴットの量にもよりますが、年間で数千円程度のところが多いようです。
 神戸には、金の取り扱い業者が複数あるため、保管料などを比較しながら選べば、保管にかかるコストを低くすることも可能になります。
 リスクとランニングコスト双方の観点から、自宅で保管するのと、貸金庫を利用するのとの折衷案と言えるでしょう。

まとめ

 金はアクセサリーとしても、資産としても魅力的な商品です。
 神戸には取扱業者も複数あるので、金買取を依頼するのも難しくありません。
 しかし、いざ金買取を依頼するに当たって価値を落とさないためには日常のお手入れが大切です。
 また、インゴットを保有する際には、防犯・防災の備えを意識する必要があります。
 神戸という土地の特性を踏まえたうえで、自分にあった保管方法を準備してから金の購入を検討しましょう。